2019年2月26日(火)和文化研究会による「大正ロマンを探るpart2」と題したツアーを
開催しました。
まずは、小田原市民交流センターの「第16回おだわら雛の道中」展を鑑賞。
手作りの雛人形はとても繊細な作りで感銘を受けました。
雛人形の歴史は古く、平安時代の人形(ひとかた)形氏(かたしろ)等、疫病を払う為、
或は災厄の身代りを願うなど宗教的、神事的意味合いで作られたものだそうです。
次は、小田原城へ。
小田原城が築かれたのは15世紀中頃と言われています。
戦国大名小田原北条氏の居城となって関東支配の中心拠点として次第に拡張整備され、
豊臣秀吉の来攻に備えて城下を囲む総構を完成させると城の規模は最大に達し、日本最大の
中世城郭に発展したと言われています。
敷地内にある報徳二宮神社へ行き参拝しました。
参拝後、隣にある「きんじろうカフェ」へ。
きんじろうカフェは神社の和の雰囲気とモダンさを融合させた和モダンなお洒落カフェで、
Openからまだ3年と新しく綺麗なカフェでした。
次は、「報徳博物館」へ。
二宮尊徳が何をした人物なのか知らなかったですが、博物館を通して尊徳が考える思想や
どのようにして村の財政危機から救うかなど、勉強になるいい機会でした。
その後、「小田原文学館」へ。
文学館では、小田原を拠点に活動していた詩人などを中心に展示されていました。
小田原出身の文学者では、近代文学の先駆者とされる北村透谷、
芥川賞作家で文化勲章を受章した尾崎一雄、また民衆詩派の中心詩人であった福田正夫や
昭和20年代後半「抹香町もの」で一世を風靡した川崎長太郎などを輩出しました。
白秋童謡館の建物は、ちょうど白秋が小田原に在住していたころに元宮内大臣・田中光顕伯爵が
建てた別邸です。大正13年に建てられた楼閣風の軽快な意匠が印象的な和風建築であり、
一階と二階の主座敷の座敷飾りや、小紋硝子を嵌めた建具など細部の意匠が優れています。
日本庭園にモダンな佇まいの和風建築がよくマッチしています。
最後は、小田原駅前商店街にある「相模茶寮 いずみ」にて、
皆さんで定食をいただき楽しいひと時を過ごしました。
[投稿者]
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