日本の伝統紋様と団扇 セミナー&ワークショップ報告

2018年8月2日(木)14:00~16:00

場所:公益社団法人インテリア産業協会 会議室

「日本の伝統紋様と団扇」をテーマに、第一部では、JAFICAの和文化研究会 近藤英子さんによるセミナー、第2部では、和紙折り紙を使って団扇を作成するワークショップが開催されました。
第1部のセミナーでは、江戸時代「紋切り遊び」としてしたしまれてきた数えきれない紋様と、その由来を、スライドを使って説明いただきました。紋には古くから家紋としても親しみがありますが、その形にはさまざまな由来が込められており、現在に引き継がれています。平安時代、公家の家紋、武家の家紋にもそれぞれの特徴があることなどをご説明いただきました。

第二部では、はさみとのり、カラフルな和紙折り紙を使って、江戸時代より親しまれた紋切りの楽しさを体験いただきました。折り紙を3つ折り、4つ折りなどに折ってから、型に沿って切って広げてみると、そこにはさまざまな形の紋様が出来上がります。

皆さんとてもきれいに紙を切り、団扇に貼っていき、個性的でカラフルな、とても素敵なオリジナル団扇を完成させていきました。2人のお子様もとても楽しそうに参加していただけました。今回のセミナーワークショップでは、楽しく日本の伝統文化を体験できたのではないかと思いました。

 

 

【投稿者】大河原さおり   

CREA-DESIGN-STUDIO 代表

ハウスメーカー、設計事務所、デザイン事務所を経て独立
主にモデルルームのインテリアデザイン、コーディネートを手掛け
上質で、シンプル、心地よい空間の提案を得意とする。

<ホームページ>https://www.crea-design-studio.com